2008.09.06 Saturday 11:32
さきちょ、スピーチをするの巻
さきです。私の言葉のレパートリーは、「へえー」「すごーい」「そうそう」の全3種類で、最近「なるほど」が加わった。実にしゃべらない人間なのである。そんな私に、結婚式のスピーチをしろ、というのだから、友達も大した度胸をしている。「いいのか?!私で?」と何度も尋ねたが、「いいよいいよ。一言でもいい」と言うので、感動して引き受けた。
今回の新しいチャレンジは、DVD制作。
家族が「あんたは、なんて言ってるか聞き取れん!」と、毎日のように言うので(失礼だ)、映像で字幕を流しながら、読んでやる!と式前日に思いついたのだ。本番まであと12時間。まずは、DVD編集ソフトを見つけなきゃ。それからお絵描きソフトもマスターしなきゃ。原稿にかかりっきりで、下準備なんかできなかったから、全て1からのスタートである。超特急で説明書を読み、基本を押さえた。凝ったものはできなかったけれど、文字とイラストと音楽をいれて、自動でめくっていく紙芝居風にして、午前5時に出来上がり。
あわてて結婚式会場に到着すると、幼なじみの花嫁さんが、白むくを着て、お人形さんのように立っていました。テーブルの名前カードの裏には、「さきちゃんの存在もあったから、福祉の道に進んだ」というメッセージ。なんだか胸がいっぱいになってしまうのでした。
外にいる時は、呼吸器がないために、飲み込む力もかなり弱くなっているので、いつもドリンクで済ませるのですが…。今回は、そんな私のために、別の料理が用意されていて、一同びっくり。例えば、みんながビーフステーキの時、私はビーフシチューとか、フルーツポンチの代わりにゼリーとか。もうおいしくて、食べるのに一所懸命でしたから、スピーチの番は、あっという間にやってきました。
緊張のあまり酸欠を起こし救急車で運ばれては、元も子もない!と、ガブガブ飲んだお酒も功をそうして、私、ちょーリラックス!でもまあ、喋るとすぐ口が疲れてくるので、途中でナレーターさんにバトンタッチしましたが、その代読のうまいこと、うまいこと! DVDのスピードに合わせ、長い4分45秒を走り抜けてくれました。涙なくしては語れない作品でした。いやー、感動。
そんな自己満足の中、スピーチも終わり、またご飯を食べ始めると…。私は、瞬く間に、氷川きよしも驚く、おばちゃん達の人気者になってしまったのです。走ってやって来た新婦のお母さんは、私の背中をポンポンたたきながら、言いました。(痛い)
「さきちゃんが、あんなにミエ(新婦さん)のことを思ってくれているなんて、おばちゃん感激よ!それなりにきれいになったわね!」
いや、それなりって何!?と思った。
今までツン!としていた隣のおばちゃんも、急に馴れ馴れしく声をかけてくる。
「スピーチ、とても感動しました。旦那さんも嫉妬するくらい、愛がつまってたわ!隣にいるのはお姉さん?」
お母さんだよ!!めがねをかけて、ちゃんと見てほしい。
強烈だったのが、皆で写真を撮る時、突如現れた、第3のおばちゃん。私は、隅で静かに写るのが好きだ。しかし、そうはさせてもらえなかった。
「そんなところじゃダメ!!さきちゃんは、大好きなミエちゃんの隣に来るのよ!ほらほら、さきちゃんここよ!」と、大声で叫んでいる。花嫁と私、苦笑い。もう、泡になって消えてしまいたかったです…。
やっぱり新婦さんを褒めすぎたのかしら。スピーチって難しい…!!


comments
そういう場ってさ、障害者だから感動されるのか、単なる友達として感動されたのか自分を疑うよね
でもさ、周りの人より友人の花嫁さんがどう思ってくれたかだよね。おばちゃん達は無視して良いんじゃない?
とにかく特別料理まで用意してくれる友達がいるなんて、さすが、我らのサキ坊である。
感動した!
お友達の結婚、おめでとう!
披露宴のスピーチって、私は人望がないので(笑)そんなに経験無いけど、すごい緊張してしまうので、リラックスしてできたさきちゃん、さすが大物です。
みんなが感動する素敵な内容だったんでしょうね。
それにしてもおばちゃんパワーはすごいね〜!
久しぶりの登場、すごーく嬉しいです。
ふくろうは、元気にしてる?無理してないかな?
そうだね。最近は、体のこともひっくるめて、ちゃんと向き合おう、と思っているので、怖がらずに、伝えたい人に届けばそれでいいかな。
宮崎駿さんが、もののけ姫の完成発表の時、「もう、これが最後だ」って言ってたでしょ?それから、何作もヒットして、なんであんなことを言ったんだろう?と、ひっかかってたんだけど、今ようやくその意味が分かった気がするよ。後悔しないくらい頑張った!ってことなんだよね。私のたった5分間の中にも、そんな瞬間が確かにありました。調子に乗って言っちゃえば、表現を披露すること、嫌いじゃないかも、と気づいてしまいました。
料理いいでしょー。
ユニバーサルスタジオジャパンは、刻み食を用意してくれる、って聞いたことがあるけど、やっぱり原型が何か分からないものって、私は苦手です。。レストランのコックさんが、ちゃんと味見をして、うんおいしい!と思うものを、きれいにトッピングして出してくれるのが、ホントのおもてなしじゃないかな。
障害のある人には、刻んでおけばよし!という考え方は、ちょっと違うぞーと思う今日この頃です。
しかも短期間でそれをまとめて創作・発表するさきちゃんはすごい!!
(私なんか緊張して前日から固まって何も出来ない性質です)
おば様方も手応えありの嬉しい反応だということで(笑)
セレモニーに感動の花を添えたさきちゃんはお手柄です♪
お友達とさきちゃんの関係もとっても素敵(^人^)☆
ご無沙汰しています。
お返事が遅くなって、ごめんなさい。
一生に一度の大舞台だったスピーチが、まるで遠い出来事のようです。また、ぐだぐだ生活が始まってしまいました。
先週は、ちろりんさんのブログで見つけた、スカパーの5296ツアーを楽しみに生きていたのですが、時間になってテレビをつけると、「このチャンネルは契約されていません」・・・。(;。;)予想外。
周りの友達を祝福できるのは、とても嬉しいけれど、26才は、何かと区切りの節みたいです。あと3ヶ月。私は何を残せるんでしょう。
先日は、メッセージをありがとうございました!
消えちゃいましたが(すみません)、徹夜だということを分かってもらえて、「お!」と、嬉しかったです。
映像を作りながら、TKさんのようなデザイン力があればなあ、なんて思っていました。
それにしても、おうちカフェ、いいですね〜。
私も、自分ご褒美を、と探していたら、ハードディスクが壊れてしまい思わぬ出費になりそうです。( ;_;)ノ
遅くなったけれど、3人展が無事に終わって、おめでとう。よかったね。なんだか、自分のことのように嬉しかったです。
スピーチは、ちょっとおまけがあって、かっこいい男の子が、帰り際に、声をかけてくれたの。
一番頑張ったところを、ちゃんと分かってくれていて、なんだか私の方が感激してしまったのでした。
緊張しない方法はね、最後の1秒まで投げ出さずに、今できる精一杯の悪あがきをやることだと学びました。
幸ちゃんは、これからますます世界に飛び立っていく人だから、負けないでー!!